Program:小麦を追う収穫請負人の夏~アメリカ縦断180日・3200キロの旅~
□ジョンソン・ハーベスティング 代表 ブレント・ジョンソン に密着。兄弟で運営する「ジョンソン・ハーベスティング」。二人兄弟と妻、13歳の娘一人が収穫作業に出る。加えて、大学の農学部の学生を雇うが、毎年その数は異なる。彼らの固定客は、60~70軒の農家で、年齢は40~60代。農地は1000~2000エーカー。ハーベスターを雇うことの利点は、自分たちで収穫すれば2週間はかかるところを、4・5日以内で終えられること。新鮮さを要求されるとうもろこしや麦、大豆といった農作物が多いので、できるだけ短期で収穫したほうがいいとされる。また、コンバインなどの農機具が高価で、維持・管理が大きな手間となるので、彼らを雇う方が費用対効果は高い。ジョンソン一家のスケジュールは5月半ばに、テキサス州中部・北部、6月にオクラホマ州南部・中部、カンサス州、7月にコロラド州、ウイスコンシン州、カンサス州北部、ダコタ州南部、8月にダコタ州北部、モンタナ州北部、9月にカナダへ。子供たちは5月に学校が終わってから収穫作業に参加し、学校が始まる9月には収穫の途中で家に帰る。現在テレビではなかなか紹介されないアメリカの農家。日本人の知らない、アメリカの素顔が現れるはずだ。
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放送日: 7月30日(水) 19:00~20:54
アメリカ合衆国。世界一の経済を誇る国。軍事力をはじめ、産業界のありとあらゆる分野で世界一の力を持つ超大国。
そのアメリカが、実は農業大国であることは意外に知られていません。広大な台地はあまねく開墾され、自給率も極めて高い。その生産量は世界で生産される穀物の大半を占め、ほとんどが輸出という農作物の超輸出国です。
農業の経済的な支配は、有名なカーギルなどの穀物メジャーが占めていますが、農業大国を支える屋台骨は、「農夫」たちであることは間違いありません。アメリカの開拓史の主人公はまさにこの「農夫」たちでした。彼らは地平線まで続く大地を耕し、農作を重ねてきた。二百年の時を経て、アメリカは開拓され、大規模な農業が誕生しました。
アメリカの大規模農業は日本の見慣れた風景とはかけ離れ、想像を絶する方法で行われている。飛行機による播種、ビルの高さもあろうかというコンバイン、巨大なトレーラーに満載された収穫物とその貯蔵に使われる巨大エレベーター。何から何まで大きい。
そうした大規模農業だから、日本では見られない特殊な職業が存在します。
「収穫請負人(ハーベスター)」と呼ばれる仕事がその一つです。彼らは全米の農家と契約し、年を通して「収穫」だけを請け負います。その多くは家族単位で、収穫の季節に合わせてアメリカ大陸を移動します。
コンバインとトレーラーで移動しながら半年間、旅が彼らの生活です。行く先々でアルバイトを集めながら収穫を行います。農作物の収穫は、天候と時間との戦いとなります。収穫は戦争です。収穫が終われば、また次の農地に向かって旅が始まります。
昨今、戦争や金融、ITばかりが取り上げられがちなアメリカですが、農業と農夫を通して、誰も見たことのない「アメリカの素顔」が見えます。ハーベスターと共に、アメリカの大地を紀行します。

